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このページはこちらに移転しました 笑わない男のお話 作詞/52スレ368 笑わないある男のお話 ある笑わない男は言った 「俺は何でも出来るんだ」と 笑わない男は言った 「俺は空を飛べるんだ」と 笑わない男は言った 「俺はこの世の果てに行ってくる」と 男は笑われた。 大人にも、子供にも、草にさえも。 男は挑んだ、何事も恐れずにしかし、出来る訳が無かった 空を飛ぶなど、この世の果てに行くなど。 それでも男は挑んだ。 止まることなく。逃げることなく。 恐れることなく。笑うこともなく。 いつしか誰も男を笑わなくなった。 いつしか皆が男に加担していた。 いつしか男がわらっていた。 男は言った 「俺は皆を笑わせれるんだ」と 男は飛んだ案の定ダメだった。 何故か男は笑っていた。何故か皆も笑っていた。 男は成功さえ出来なかったが 笑うことが出来た。笑わせることが出来た。 男はそれで幸せだった皆もそれで幸せだった 笑わない男の話。 (このページは旧wikiから転載されました)
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チュンチュン…。 ヒュッケビュッケ城に爽やかな朝が訪れました。 「おいっちにっ!おいっちにっっ、さんっしっ!!」 農場の隅で朝の体操に精を出す我らがケンジさん。 そんな汗のかほり香ばしい彼を遠くから見守っているのがセシルさんです。 (私もやってみたいけど、お仕事があるからなー) しょんぼりとしながら、ケンジさんが毛むくじゃらの腋を曝け出しているのを見ていることしか出来ません。 可愛そうなセシル。 が。 「やあっ!セシルさんもやりませんかっ?!」 いつの間にか、爽やかなグリコポーズを決めながらセシルの背後から声をかけるケンジさん。 「きゃっ!!」 セシルさんは、思わず悲鳴を上げてしまいます。 その悲鳴、たった一つの小さな悲鳴が、ケンジさんの獣欲を、姦しい本能を目覚めさせるとは知らずに。 なにもわからずに。 (続く)
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第26話 『その男の真意』 勝利条件 敵の全滅。 敗北条件 味方のいずれかの撃墜。 ↓味方増援2出現後 1.母艦の撃墜。 2.キョウスケの撃墜。 熟練度獲得条件 ゼンガーを撃墜する。 ステージデータ 初期味方 リューネ(ヴァルシオーネ)/マサキ(サイバスター) 初期敵 ライノセラス/ランドリオン/リオン・タイプV/バレリオンV 味方増援1 3PP カチーナ機/ラッセル機 味方増援2 4PP 母艦選択1隻/キョウスケ(アルトアイゼン)/選択出撃9機 敵増援1 2EP ガーリオン 敵増援2 3PP ランドリオン 敵増援3 4EP グルンガスト零式 敵データ 初期 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得PP 獲得資金 数 E N H 撃破アイテム 備考 ライノセラス ジーベル 28 30000 9(2) 10 10000 1 1 1 高性能レーダー ---- バレリオンV エリート兵 26 8700 8(6) 2 3500 - 0 7 命中↑ 射程↑ ---- バレリオン エリート兵 26 7800 9(5) 2 3000 - 6 0 -------- ---- リオン・タイプV エリート兵 26 5200 6(2) 4 2200 - 4 5 地形適応海↑ ---- ランドリオン エリート兵 25 5520 7(2) 2 1600 - 12 12 ------------ ---- 増援1 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得PP 獲得資金 数 E N H 撃破アイテム 備考 ガーリオン エリート兵 26 7000 6(3) 4 3200 - 4 8 気力↑ ---- リオン エリート兵 26 3900 6(2) 2 1800 - 4 - ---------- ---- 増援2 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得PP 獲得資金 数 E N H 撃破アイテム 備考 ランドリオン エリート兵 26 5520 7(2) 2 1600 - 8 8 カートリッジ ---- 増援3 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得PP 獲得資金 数 E N H 撃破アイテム 備考 グルンガスト零式 ゼンガー 29 27000 7(7) 11 7300 1 1 1 メガブースター ロボットブロック 敵撤退情報 ゼンガー(HP50%以下) 敵全員(ジーベル撃破後) 戦闘前会話 敵 味方 ジーベル ライ、エクセレン、レオナ、マサキ、リューネ、カチーナ ゼンガー キョウスケ、エクセレン、ブリット、レオナ 攻略アドバイス 暫くはマサキとリューネのみで戦うことになるため、二人は改造や強化パーツで運動性を上げておこう。 敵増援1はリューネの周囲に出現し、リューネを狙うため、彼女は2PPに集中を使っておく。 カチーナとラッセルは西のほうに出現し、以降の敵増援はマップ南方にしか出ないためあまり戦闘機会はない。魂を持つカチーナをゼンガー撃墜に使う予定なら、マサキらは進軍速度を緩めてカチーナらと合流し、カチーナに敵を落とさせよう。 ステージ中の出撃準備から、アヤ・R-3が選択可能。インターミッション時には、このことを念頭にいれておこう。 ゼンガーをキョウスケかブリットで撃墜すると特殊会話。 シシオウブレード入手フラグ マップ終了時に熟練度23以上、リュウセイ編の場合リュウセイの撃墜数50機以上、キョウスケ編の場合キョウスケの撃墜数70機以上にする。 クリア後入手物資 武器 シシオウブレード(上記条件を満たしていると入手) 第25話『毒蛇の牙』 第27話『ゲイム・システム』
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このページはこちらに移転しました Crash out 作詞/R 夢を妨げる 不安の鼓動 暗い過去を Flashback 道を分断 人々の悲鳴 人は祈りを Crash out 時に人を狂わせる災厄 人はなすすべなく 目を閉じる 潮は引き大地を襲う 僕らに出来ることを 教えてください (このページは旧wikiから転載されました)
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「俺が尊敬する人間?そりゃあ案山子さ。男ならヒーローに憧れるのも当然だろ?」 「案山子は都市伝説?ははは、一般人の認識なんてそんなもんだろうよ。……へえ、あんたもそれなりに裏を知ってる口かい。 じゃあ案山子がマジにいるってことも気づいてんのか。ということは案山子の登場で犯罪発生率が減ってるのも調査済みだよな」 「案山子も犯罪者?あんたも頭が固い、……いや取材上の建前みたいなもんか。ああ、確かに案山子は犯罪者ってみなす輩もいるさ。 俺から言わせてみればそいつらも悪人さ。案山子という正義の妨害をするんだ、それが悪以外の何だっていうんだ」 「俺は弱者を傷つける糞みたいな悪人は死ぬべきだし、断罪の邪魔をする奴も死ぬべきだと思うぜ」 「あん?まるで俺が案山子みたい?よせや、俺は案山子じゃねえ、――スケアクロウだ」 【あなたが尊敬する人物はズバリ誰?照影新聞第15回通行人無差別調査(担当:四条薫)より一部抜粋】 ※なお、この記事は無差別と書かれているにも関わらず取材した人物のほとんどは危険思想、薬中、一流芸能人とまるで世論調査に適していなかったため、編集部の判断により本誌未掲載。 「一番捕まえたい犯人?私の本業は浮気調査とペット探しなので、今回みたいな事件は専門ではないんです」 「もちろんその場に居合わせたら推理はしますけど、自分から犯人を捜して追い詰めるのは柄じゃないというか」 「だから捕まえたい犯人は、特にいないとお答えします」 「え?では一番嫌いな犯罪者ですか。……案山子ですね」 「私は人は法でしか裁けないと考えています。法以外の裁き、所謂『私刑』はただの身勝手な暴力です。 案山子をヒーローのように崇める人もいると聞きますが、私には理解できない考えです」 「案山子がまだ脱走した死刑囚や、連続殺人犯、つまりどう考えても『死刑』が確定している者だけを狙うなら百歩譲って許せます」 「けど、案山子は違う。軽犯罪でも構わず殺してしまう。こんなことがまかり通れば法治国家の体をなしません」 「このさいはっきり言います。私は案山子が大嫌いです」 【四条薫の探偵レポート:スイーツ女探偵初瀬ちどりのケースより一部抜粋】 ※取材当日に殺人事件が起きたため、不謹慎という理由から本誌未掲載。なおこの事件は初瀬ちどりにより解決済み。 「一番捕まえたくない犯人。おいおい、警察にそういうことを聞くのかい」 「そうだね、誰かのためにしょうがなくとか、経済的に切羽詰ってとか、そういう同情できる理由がある犯人は捕まえる時あまりいい気持ちではないね」 「他のパターンか。……そうだね、案山子、かな」 「……今から俺が喋る言葉はオフレコで頼むよ」 「日本の警察界は市民の皆さんが思っているほどクリーンじゃない。出世のためにお互いの捜査を邪魔したり、警察に不利になる証拠を隠したりはよくあることさ」 「親が高級官僚の場合、逮捕できないなんてことも多々ある。俺もそういう経験が何度かある」 「だが、案山子は違う。あいつの裁きはどれほど血筋が良い人間でも逃れることはできない」 「もちろんあいつも悪辣な犯罪者の一人さ。俺だって馬鹿じゃない、それは分かってる」 「しかし案山子の行動が犯罪行為への確かな抑止力になっていることも事実だ。我々が何万人集まってもできなかったことを、案山子は一人でやってのけたのさ」 「もし案山子が目の前にいたらどうするかって?当然捕まえるさ。ただ、その前に一度話を聞いてみたいものだな」 「彼が何を思って案山子になっているのかをね」 「……すまない、ちょっと飲みすぎたかもしれない。今までの言葉は全部忘れてくれ」 【東京警察猛者インタビュー:第7位、榊将吾警部補(四条薫)より一部抜粋】 ※外部組織の圧力により本誌未掲載。 「へえ、案山子について知りたいの?」 「変わってるなあお嬢ちゃん。殺し屋である俺に断罪者について聞きたいのか。老婆心ながら忠告するけどさ、取材対象選んだほうがいいと思うぜ」 「まあいいけど。俺と案山子の出会い、それは……」 【入院中の四条記者のメモ(仮題:殺しの美学、―KARASU―より一部抜粋】 ※あまりにも過激すぎる内容から本誌未掲載。後にこのインタビューは書籍として纏められ出版。 ◇ そこには奇妙な男達が集まっていた。 着ている服も体格も扱う武器も、この工場に来た手段さえバラバラな男達。 唯一共通している事柄は、皆何らかの方法で顔を隠しているということだ。 覆面、サングラス、マスク、麻袋、前髪、仮面、お面、鉄仮面。 顔の一部、あるいは全体を隠した者達はこの寂れた工場地帯に妙に調和し、退廃的な雰囲気を出していた。 男達は小声で話し合っていた。 それは最近の時事問題や芸能ニュースから、ターゲットをいかに殺したかの自慢話や同業者の話題、聞くのもおぞましい自らの所業など多岐にわたる。 人によっては彼らをこう表現するかもしれない。 殺し屋組織に似ていると。 「なあお前聞いたか。案山子の噂」 「ああ、なんじゃそりゃあ」 翁の面を付けた男が鉄仮面に応じる。どちらも仮面以外に特筆すべき特徴はない。 「案山子の格好した殺し屋だよ。結構強いらしいぜ」 「はあ?なんで案山子の格好するんだよ。殺し屋は地味でなんぼだろうが」 翁の面の男は自分の姿を棚上げしてそう吐き捨てる。 「さあな、目立ちたがりやなんじゃねえの?」 鉄仮面の男も詳しくは語らず、肩を竦める。 その時、事は起きた。 突如、仮面の男達の上から破砕音が聞こえた。 まるでラップ音のような、しかしまるで取り返しがつかないかのような音。 男達は一斉に上を見上げる。 そして、――上から案山子が降ってきた。 あまりにも非現実的な現象に呆気にとられる男達とは裏腹に、案山子は両足でしっかりと地に足をつける。 と、ほぼ同時に案山子の回し蹴りが鉄仮面の首筋を掠り、血しぶきをあげた。 仰向けに倒れる鉄仮面。案山子の左足、靴の先端に鋭利な刃物が備え付けられていた。 「あ、ああぁぁあああああぁぁあああああ!」 翁の面の男の悲鳴のような叫び声で、他の男達も戦闘態勢に入る。 ウルトラマンのお面をした男が案山子に殴り掛かる。 サングラスの男がどこからともなく槍投げで使われるような槍を取り出し、案山子に投げる。 翁がハンドガンを構え、案山子に向かって撃つ。 連携は全く取れていないが、一つ一つが致命傷になりうる攻撃が案山子を襲う。 そして、そこまで確認して麻袋で顔を隠した男は後ろを向き、出口へ向かった。 他の男達が意味不明な事態と突然の戦闘で恐慌状態になるなか、彼だけは心に何の波風も立たせず、静かにその場を去ろうとしていた。 麻袋の男は理解していた。 自分達が二流の殺し屋だと。群れてもたいした影響力はないと。 麻袋の男は理解していた。 自分達に信頼関係は無いと。一か月に一度の会合でさえ、皆素顔を隠すこの組織に連携は不可能だと。 麻袋の男は理解していた。 この組織はここで終わりだと。あの案山子の格好をした殺し屋に潰されると。僅かな戦闘だけであの案山子が圧倒的な実力なのは理解できた。 麻袋の男は理解していた。 誰も自分の逃走に気が付いていないことを。皆が皆、突然の奇襲に混乱し、襲撃者のことしか見ていないことを。 麻袋の男は理解していた。 自分だけは逃げ切れると。他の男たちが混乱しながらも案山子に立ち向かっている。皆それなりの使い手だ。時間稼ぎとしては十分だと。 麻袋の男は理解していた。 今日もベットでぐっすり眠れると。明日からも楽しく犯罪生活を送れることを。 だから、麻袋の男は理解できなかった。 もう、自分の後方で音がしなくなっていたことを。 ただ血の匂いが充満しだしたことを。 「どこへ行くつもりだ」 後ろから聞き覚えのしない声がする。 麻袋の男は唾を飲みこみ、ゆっくりと振り返った。 血だまりの中に悠然と立つ案山子。 あまりにも非現実的な光景に、しかし麻袋の男の心臓はばくばくと鳴り響く。 「お前が、最後だ」 案山子のその言葉が、麻袋の男の心に楔となって撃ち込まれる。 恐怖を、麻袋の男が知った瞬間だった。 ◇ その人間は犯罪が好きだった。というよりは正義や正しさという概念が大嫌いだった。 幼少期、苛めを見逃せない正義感に熱い少年がいた。人間は少年の家族を惨殺し、正義感に熱い少年の心を荒ませた。 その時は社会的に影響力を持っていた親が人間の殺人を揉み消した。人間はそれに感謝した。 親は必死に人間に物事の正しさを説いた。人間は煩そうにそれを聞き、二十歳の時に自分の家族を全て殺した。 人間は自由になったが、後ろ盾をすべて全て失った。 人間は生活費を稼ぐため、殺し屋稼業を始めた。 人間は危機察知能力は非常に優れていたが決して腕っぷしが強いわけではなかったので、超一流の殺し屋にはなれなかった。 人間は殺し屋の連合を考えた。外国のとある組織をモチーフにした。 人間が作った連合はそれなりに機能した。元々人間に人望は無く、更にリーダー格は替え玉を使ったので、その影響力もたいしたものではなかった。 人間は安定した生活を続けたが、どこか退屈を感じていた。 そして、今日。 人間が作った組織は壊滅し、人間は恐怖に全身を震わせていた。 ◇ 変声期、ではなく変声機。 今、工場内で生きている二者はどちらも変声機を使っていた。それ故に性別さえ確かではない。 男、と表現したがそれを確認できる情報は二人の怪人にはないのだ。 「お前どこの組織からの刺客だよ」 「俺は案山子だ。組織に属していない」 案山子は静かに言葉を吐いた。歪められたその言葉は、やはり中にいるであろう人間の姿をまったく映さない。 「ああ、確かに群れる案山子はいない、な」 くっくっく、と麻袋の男は笑った。しかし、その言葉は震え、掠れ、今にも泣き出しそうにも聞こえた。 麻袋は思う。予想できていた最期だと。悪の道を歩いてきた者が、最後は別の殺し屋/また別の悪に殺される。 これこそが世の節理だと、麻袋は覚悟を決める。 むしろ警察に捕まって法の裁きを受けるよりはよほどマシだと自分を慰める。 手練れ数人を文字通り瞬殺するこの凄腕に、もう自分が勝てるわけないのだから。 「あーあ、フリーの殺し屋に殺されて終わりかよ、俺の人生」 「違う、俺は断罪者だ」 空気が凍った。 ◇ その人間は、正義や正しさが大嫌いだった ◇ 「俺の名は案山子。貴様ら悪党をこの世から追い払う者。貴様ら屑に地獄を見せる者」 案山子の言葉を聞いた時、麻袋の心中から恐怖が消えた。 その代りに湧き上がったもの、それは案山子に対する怒りと、それ以上の――嗜虐心。 「断罪者……?つまり、お前あれか?俺を殺すのは利を得るためじゃなくて、『正義』のためってことか?」 「そうだ。貴様は正義によって断罪される」 ああ、この感情はいつ以来だろうか。 正義や正しさを語る連中を全員地獄に落としてきた青春の日々。大人になり落ち着きを覚えてからはそういう金にならないことはしなくなった。 が、それは自分の周りにもうそんな青臭いことを言う奴がいなくなった事も大きな要因だ。 まさか、この年でそんな奴に出くわすとは! 「前言撤回だよ、案山子。俺はお前に殺されるわけにはいかないなあ。何故なら俺は――悪だからだ」 案山子が静かにナイフを構える。案山子からしてみても自らを悪と名乗る者は初めてだったのかもしれない。 「断罪者であるお前にとっての一番の屈辱は悪を名乗る俺を殺せないこと、だろ?」 麻袋は生きるため、正義を否定するために足掻くことにした。 ◇ 突如、死体が案山子に襲い掛かった。 麻袋が足元に倒れていた仲間を案山子に向かって蹴り上げたのだ。 勿論、案山子にとってこの攻撃は大した障害にならない。 冷静に自分に向かって吹っ飛んでくる死体を弾き飛ばす。 が、その隙があれば十分だった。 麻袋は窓にその体を躍りだす。 窓ガラスを全身で破壊しながら外へ逃れた麻袋はそのまま必死に走る。 麻袋達がアジトにしていた工場地帯は山中に位置していた。 麻袋は夜の闇で一寸先も分からない森の中を転がるように走り抜ける。 優雅さなど欠片もない。獣道すらない。ただ重力に従うように麻袋は駆ける。 未だに麻袋の直感は警報を上げ続けていた。危機は去っていない。案山子が後ろから追いつく可能性は十分にある。 そして、鬱蒼と茂った森を抜けた先は崖だった。 麻袋は迷わず跳ぶ。高く、高く。一瞬体に感じる浮遊感とその後の急激な落下。そして全身にくまなく広がる衝撃。 意識を飛ばしながら、麻袋の男は確かに笑っていた。 ◇ この後、麻袋は鴉と名を変え、キャラ設定を練り、案山子の挑発を始める。 死体を残虐に処理し、数多くの凶悪事件を引き起こし、その知名度は麻袋の時とは段違いになる。 逃走方法も洗練され、文字通りの「影武者」を操る技術や、ある程度の戦闘力や頭の閃きも身につける。 何より、案山子との鬼ごっこにより勘が異常に冴えはじめ、ますます逃げ足に磨きがかかった。 案山子も時が経つにつれ知名度があがり、一般人でも都市伝説として知る者が出るようになっていった。 二人が面と向かって出会うことはその後2~3回しかなかったが、鴉がここまで追い詰められたことはこの最初の一度きりである。 ◇ 地下実験場に残骸が一つ。 もはや人間の形をしていない。 この残骸は案山子と呼ばれた。悪を殺し、邪悪を殺し、復讐者に殺され、鴉に破壊された。 多くの人間に影響を与え、巷では都市伝説として流布し、治安維持に貢献した。 そして殺し合いの場、僅か数分で死亡した弱者であり、数多くの悪を放置したままこの世を去った敗者であり。 今となっては素性を知る人物が誰もいない、孤高のシリアルキラーである。 ◇ 草原を一人の人間が歩いている。 人間は犯罪を愛していた。人間は正義や正しさが大嫌いだった。 人間は殺し屋だった。人間は外道だった。 人間はその顔を鴉を模したマスクで隠していた。 人間の名は×××。 しがない小悪党にして案山子から逃げ切った傑物である。 一人残された寂しい鴉である。 【D-9 草原/午前】 【鴉】 状態:健康、凄まじい苛立ち(どれくらい解消されているかは不明) 装備:鴉の衣装、鍵爪、サバイバルナイフ、超改造スタンガン 道具:基本支給品一式、超形状記憶合金製自動マネキン、お便り箱、ランダムアイテム0~1 [思考・状況] 基本思考:案山子を後悔させる。 1:????? [備考] ※人を超えた存在がいることを知りました。 ※素顔はまだ参加者の誰にも見られてないので依然として性別不明のままです。 ※案山子がわざと死んだ可能性に気づきました。 096.黄昏時に会いましょう 投下順で読む 098.friend 時系列順で読む 彼にとっての罰 鴉 CROWS/WORST
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うちで飼ってるタブンネがいつの間にか8個も卵を持っていやがった しかももうすぐ生まれそうときている、全部孵ったら食費がえらい事になる なんとかせねば… そうだ! まず、タブンネを睡眠薬で眠らせて、その上麻酔もかけてある手術を行う その後モンスターボールに2、3回出し入れして傷を完全に消し部屋に戻す よしよし、タブンネはまったく気づいてないぞ 翌日卵が次々と孵り赤ちゃんタブンネが生まれてきた タブンネは生まれたばかりの子タブンネをニコニコしながら抱っこしたりなめてあげたりと嬉しそうだ 「可愛い赤ちゃんだな、タブンネ 赤ちゃんたちはお前のミルクしか飲めないんだ お前にしか赤ちゃんの世話はできない、俺は手伝う事ができない。責任重大だ、わかるな、タブンネ」 タブンネはどや顔でコクコクと頷いた、任しとけって言ってるようだ 真夜中にこっそり覗いてみるとタブンネは寝転んで子タブンネ達にミルクを与えていた 腹の辺りにたくさんの子タブンネが集まり必死にチュウチュウと吸っている もう3時だというのにかんばってるな しかしタブンネの頑張りに反して子タブンネたちは大きくならなかった むしろ小さくなって、痩せていってると言った方が正しいか そして数日後の朝、タブンネの悲鳴で目が覚めた 見に行ってみると子タブンネたちが動かなくなっていた、生まれた時よりもずっと小さくなって タブンネは泣きながら死体を抱いて揺すったりペロペロ舐めたりしている 「タブンネっ!!」 鼻っ柱にガツンと鉄拳制裁、鼻血を流してフガフガ泣いている 「お前ちゃんと赤ちゃんにミルクやってたのか?!みんなガリガリに痩せて死んじゃってるじゃないか!」 子タブンネの骨と毛皮しかないようなガリガリの亡骸を掴んでタブンネの目の前に見せつけてやる。 タブンネはイヤイヤと首をふっている 「お腹が空いて死んでいった赤ちゃんの苦しみが分からないのか! 赤ちゃんたちは一度もお腹いっぱいになった事が無いまま苦しんで死んでいったんだぞ!」 タブンネは罪悪感に耐えきれずウワーッと号泣している、 「お前に子供を生む資格は無い!」 タブンネはうずくまって頭を押さえてブルブルと震えている ちょっとキツかったがこれでもう二度と子供を作ろうなどとは思わなくなるだろう まあ、なんで子タブンネが餓死したかというと 俺が手術で母タブンネの乳腺を焼き切っちゃったからだけどね
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「会議の結果、満場一致で把握不可能なのであなた達の存在ごと破棄ということでお願いします」 「知らないでこのスレにいるの? 新参?」 「ちょwwwwつか会議って何処の話!? ここにアンタら以外いないじゃんwww」 「私自身がマイナーだといってたんだし知らない人もいるだろうから破棄で」 「最大のヒント。恋愛スレ見ればどんな人でどれだけ常連かわかるでしょ?」 「あちらではあなたたちに対しての擁護意見はありませんでした。 擁護意見がない=総意といってもおかしくないのでは?」 「だからあちらってどちらだよwwww」 「細かいことを気にする人や指摘されたからって相手の思い通りにする人はモテないぞ!」 「完全に荒らしですね。見苦しいですよ。」 「荒らしってwwwメタ自重wwwww」 「恋にもこのスレにもルールなんていりません!」 「空気を悪くしているのは明らかに嫌がらせな粘着をしてる人じゃないんですか? 破棄もせず誰も理解できないような主張して粘着して、それこそ馬鹿なの?死ぬの?」 「新参で力社会を知らない奴らに教えてあげてるだけだよ」 「お前ら鏡見ろwwつか死ぬのとか冗談抜きで勘弁してよマジでwwwww」 「あなたたちがマイナーだから破棄なんだろう?破棄って一度言ったんだから破棄されろよ。 今更未練がましいんですけど」 「自演も毒吐きもしないで清く正しくやりたいなら一人でサイト作ってやってればいいんだよ 513の人や諸先輩方を見習えないのなら出てけ 今のままだと毒吐きでボロクソ言われて泣くお前らの顔が目に浮かぶよ」 「だからwwwwお前ら何様wwwww」 「書き手様(笑)と読み手様(笑)、どっちで名乗った方がいい?」 「嫌がらせお疲れ様。 この企画を潰したくてたまらないんですね。 嫌がらせで参加した人は荒らしたいだけなのでスルーで」 「あれwww? スルーしてくれるのwww?」 「スルーっていうけど、俺が新参にしたレスは事実じゃん 事実だからこそ必死になって俺を追い出そうとしてるんだろ? 自演も毒吐き乱用も恥じることじゃないのに」 「しつこいしウザイ。一度破棄になったんだから破棄しろ」 パン。 「他のマイナーキャラで悪ふざけで出た人も破棄申請をするなら今ですよ。 後で迷惑がかかるということを考えて破棄して下さい」 「もう黙れよwww射殺するぞwwwww」 パン。 「そこは死ぬのかよwwwwつか元の発言少ないから再現むずいんだよwwww発言多いお前らと違ってw」 パン。 殺害禁止にひっかかり自滅した。 【恋@にちゃんねるそうはついた 死亡確認】 【恋愛@にちゃんねるそうはついた 死亡確認】 【ID 2YpA/ao2@にちゃんねるそうはついた 死亡確認】
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当選発表の9月30日の夜 レッドはいくつかのゲームシッョプにて抽選申し込みをして当選確率を上げていたが・・・ ククイ「今回の結城本体は抽選販売となってしまったがおまえらもきっと当選できるだろう」 レッド「ありがとう先生、オレもいくつかの店舗巡ってたくさん抽選申し込んできた これで当選できる可能性も期待できるだろうな」 ククイ「いや、それは及ばぬよ」レッド「えっ?どうかした?」 ククイ「おまえ、いくつかの店舗で抽選申し込んでたら連絡が入ってきた」 レッド「ええっ?何のことだ?」 ククイ「いくら同じゲームショップでも異なる店舗で申し込んでも、 お一人様1つでいくつかの店舗ではいずれら1店舗のみとなっていた」 レッド「なんだって?」ククイ「だが今回の応募に違反した為いくつか応募した店舗は全て応募無効となった」 レッド「そんなあ・・あんなに当選確率を上げるために行ってきたのに・・・」 なんとレッドはいくつかのゲームショップで応募した抽選は全て無効となってしまったのである。 ククイ「あっ?そうだ。先日その別店舗での抽選に当選果たした者がいる」 レッド「えっ?当選した奴がいたのか?」 ククイ「まあおまえも当選できるかもしれないが期待を高める土産として見せておこう。セレナ(当選者)来なさい」 ククイ「この少年は抽選受付に違反し詐欺投票も行った奴だ、色々文句言ってやれ」 レッド「セレナ!おまえ当選したのか?良いなあ・・・うらやましい・・・オレも当選したいよお・・・」 セレナ「あなた、どうしてマグマ団の幹部が好きなんていう詐欺投票やってたよね?そういう子はサイテーよ。」 レッド「違う?おまえ本当に当選したのか?どうやって当選できたか教えてくれよ」 ククイ「それにこの少年はおまえが着替えているところを盗撮したことがあったのだ」 レッド「えっ?そんなのやったおぼえないぞ」セレナ「あたしが着替えるとこ撮影なんてエッチね」 ククイ「もういいセレナ(当選者)下がってなさい、この少年は詐欺投票を行った形跡があって、 当選に期待できないかもしれない奴だ。さっさとセレナ(当選者)を下がっておきなさい」 セレナは別店舗における抽選に見事当選を果たしていた。 レッド「待て!オレにも結城本体を見せてくれ!」 ククイ「もういい!これ以上しゃべるな!これから厳選なる抽選結果を間もなく発表する」 グラジオ「まあオレも別店舗で当選したんだがおまえはSwihtc病になって落選だな」 レッド「なんだとお?オレだって当選するに決まってるだろ?」 そして・・・いよいよ迎える当選発表 その当選発表は夕方17時頃にメールが届くという方法となっていた。 レッドは当選メールが届いたかどうか慌てて確認するが・・・ レッド「違う!あんたじゃないってば・・・」 まずはポケモンセンターからの連絡メールが届いていた。すると抽選に関するメールが届いて・・・ 「この度は大変多くのご応募にいただき厳選なる抽選を行いました結果、誠に残念ながら【落選】となりました」 レッド「ふわああああああああああああぁぁああぁぁあぁぁっっっっっっっっっ!!」 かくして・・・結城本体の抽選販売はまず終わった 当選の希望を叶わず、虚しく落選を迎えてしまった・・・ 抽選において落選者 ロケット団ムサシコジロウニャース そしてマサラタウンのレッド 抽選販売という異例な販売方法ということにいったい何があったのか 抽選に挑んで落選した者はその場を後にした 落選してしまった者は発売日の購入を見送られてしまったのであった
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冗談半分で「姫様ご用心やれよ」と書き込んでいたら、本当に放送されたことから。 529 名前:毎週壱号○[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 23 24 47.86 ID YADwydxX リクエストし続けて1年半以上待った姫様ご用心をついに初見する時がきた! みんなも諦めずにリクエストしよう! 【放送決定前】 ___ / やまP \ / ⌒ ⌒ \ 姫様ご用心か・・・人気あるんだな / (●) (●) \ | 、" ゙)(__人__)" ) ___________ \ 。` ⌒゚ j´ ,/ j゙~~| | | |<姫様やれよ__/ \ |__| | | | <マジで姫様やれよ・・・・| | / , \n|| | | | <空気嫁AT-X| | / / r. ( こ) | | | <○すぞ!| | | ⌒ ーnnn |\ (⊆ソ .|_|___________| <姫様やらないの?バカなの?氏ぬの? ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_【放送決定後】 ___ / やまP \ / u \ / \・・・・・・・・・・。 / ○ ○ \ | u (__人__) u | ___________ \ 。` ⌒゚ j´ ,/ j゙~~| | | |<ホントに放送すんなよw__/ \ |__| | | | <マジで放送決定かよ・・・・| | / , \n|| | | | <空気嫁AT-X| | / / r. ( こ) | | | <○すぞ!| | | ⌒ ーnnn |\ (⊆ソ .|_|___________| <姫様やんの?バカなの?氏ぬの? ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_
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スローカーブを、もう一球 山際淳司 近鉄バファローズの石渡茂選手は、今でもそんなはずはないと思っている 名作「江夏の21球」を含む山際淳司のスポーツノンフィクション短編集。 淡々と語られる中に江夏という絶対的投手の凄まじさ、誇り、脆さが浮き出ている。 上記した書き出しの文にあるように江夏豊がかっけえんだわwww「お前はもう死んでいる」くらい言ってもいいだろwww 今おお振りが話題になって、9分割のコントロールの話も出てたけど、江夏は構えたところに必ず放れる、まさに地上最強の投手だったんだな 人間失格 太宰治 恥の多い生涯を送ってきました― 世の中に絶望した、太宰治の代表作 タイトルにあるように、主人公に特別不幸が降りかかるというよりは主人公自身が落ちていく話。 ただその主人公も悪いわけではなく、世間の荒波に耐えられなかった脆い心が原因だったはず。 これは太宰の自記であり、戦後の日本に愛を求めた太宰の結論とも言える。 それにしても凄まじい狂気を感じる。たまに「夏の読書!」とかで中学生にすすめられてるけどどうなのこれ。 人間失格 疾走 重松清 幸せに暮らしていたシュウジが、完璧だった兄の崩壊から、イジメ、親友の裏切り、家族決裂等を経験していく長編小説 鬱小説ながら主人公がたくましく、また孤高の強さを求めていたのが印象的。 共感、というよりは、読者の生き方に疑問をぶつけてくるような本だった。 無駄なエロ描写がウザい。この作者よくやるよなこれ。 疾走 上・下 ノルウェイの森 村上春樹 限りない喪失と再生を描いた恋愛小説 学園ユートピア鬱促進エロティックオカルトハートフル小説です。 主人公はモテます、モテまくりです ただ、「人を信じることができない」てのは、俺たちと共通してる唯一の心 エロゲの元祖と言われてます、エロイです、正直抜きました あまりに救いの無い話に激鬱になります 海辺のカフカ 村上春樹 強く生きる事を決意した15歳の少年の家出を通じての成長を繊細な文体で描く長編小説 真性の孤男である田村カフカ君の冒険譚です 孤男のための一冊 初めて村上作品を読む人が、いわゆる『ハルキズム』を知るためには最も適した作品かと 逆に言えばこの小説が合わなかったらこの作者の殆どの小説は合いません 猫とウナギとジョニーウォーカーと図書館 これもエロいです。佐伯さんという美熟女が出てきます 最も死を意識する時期である思春期をここまで的確で繊細に表現したのには見事の一言 ポプラの秋 湯元香樹実 夫を失った母とその娘、大家さんのお婆さん、そして住人たちの毎日を描いた短編小説 上の引用文の通りの話。正確には、主人公が18年前のアパートでの生活を回想している。 ひたすら日常的なのだが、登場人物それぞれが個性的で、ふわふわとしたエピソードが多い。 奇妙なお婆さんと主人公との会話が面白かった。 短いし、壮大な物語という訳でもなく、どこにでもありそうな光景を描いた小説という感じだが、 読み終わった後に不思議な、しっとりした充実感が残る。 どちらかと言えば小中学生向けだが、オススメ。 超人計画 滝本竜彦 「NHKにようこそ!」の作者による人生における葛藤や苦悩を描いたエッセイ 大学中退を経てひきこもり生活を送る作者の日常が脳内彼女との対話を交えて語られる。 ニーチェの思想の一つである『超人』を体現する為の孤独な日々と過去の回想。 出会い系入会、剃髪、NHK出演等荒波に揉まれつつ奮闘したり絶望したりする姿がどこかしら自らと重なる可能性も。 それにしてもメチャクチャな過去を送っており、ほんとに大丈夫かこいつと思える。 ラストシーンを希望と捉えるか鬱と捉えるかで見方が変わるかもしれない。 文庫版あとがきが最も衝撃的。愕然とした。 大槻ケンヂ ステーシー 筋肉少女帯、特撮で知られる大槻ケンヂの小説。大槻ケンヂの小説の中で最も衝撃的な作品である。 筋肉少女帯の「再殺部隊」という曲が元になった小説である。 近未来、15歳から17歳の少女が次々突然死をむかえ、人間を襲う死体「ステーシー」となって蘇る。再び蘇った彼女達を再び殺すには165以上の肉片に切り刻まなければいけない。その蘇った少女達を再び殺すための隊が最殺部隊である。 歌の方では恋人がステーシーとなり再殺部隊に入隊した少年の話だが本の方はそれだけでなく、様々な人間(なぜか超能力者等も)が登場し多人称視点で語られる話となっている。 説明の通り非常にグロテスクな内容なのでそのような作品が苦手な方は避けた方がいいです。 オーケンがノイローゼになった時に書いた小説なので物語としての統合性に欠けるが。逆にその点も陰鬱さに拍車をかけている。完成度の高い作品ではなく、カオスで鬱な話がみたいなら読むべし。 歌の方を初めに聞くか、小説を先に読むかはご自由に、ちなみになぜか歌の方ではステーシーとなる少女は14歳から16歳である。 表紙(特に裏表紙)は非常にエグイので注意されたし(文庫版はそうでもない) 大槻ケンヂの小説としてはかなりの異端な部類なので気に入らなかったら他の作品を読むことをお勧めします。 ドグラ・マグラ 夢野久作 読んだ者は一度は精神に異常を来たすと言われる超幻魔怪奇小説。実際なんかおかしくなる 『国死館殺人事件』『虚無への供物』と並び「三大奇書」との呼び声が高い。 10年以上の推敲により完成した狂人の描いた推理小説。作者は完成した翌年に死亡。 主人公の「私」と、妹と称する美少女、法医学者 若林博士、希代の天才心理学者 正木博士が軸となる登場人物。 自分は果たして自分なのか、目の前の人物は果たして本当に存在する人物なのか 自分か感じている「今」は本当に「今」なのか 正木博士の論文や殺人事件の調書、古文調の記述などが長く続くが下巻の中盤あたりから俄然面白くなってくる ああもおとにかく頭ん中グルグルグチャグチャにしたい奴にはオススメって事だよ! http //passionate.b.ribbon.to/ WEB漫画 学校が舞台のものが多い セヴンティーン 大江健三郎 平たく言えばオナニー大好き貧弱17歳が右翼に転向する話 序盤の主人公の葛藤や苦しみには共感できるはず ある意味爽快ですらある 右翼になることで主人公は精神的に強くなる(なったつもり) 左翼にとっても右翼にとっても皮肉的 途中の文体の転換に注目 射精の表現が物凄い でも分かるぜこの感じ サヨ作家・堅苦しそうというイメージで敬遠している人もいるかもしれないが、初期大江は衝撃的なモチーフを上手に料理し、かつ読みやすい。ただ比喩の仕方など文体で好みが分かれるかも。 性的人間(新潮文庫刊)に収録されている。政治少年死すという話が続編として存在する。しかし実際の事件をモチーフにしていたため圧力がかかり、収録されている本は現在ないが、読みたい人はググってみるといい。 世界音痴 穂村弘 リア終あるあるエッセイ 共感できる でも本業は詩人 終バスにふたりは眠る紫の〈降りますランプ〉に取り囲まれて エッセイも良いけど短歌も良いよ 夜は短し歩けよ乙女 本屋大賞にノミネートされたり山本周五郎賞を受賞したり 乙女可愛いよ乙女 文体が慣れるまできつい 独特 でもはまると他の作品も読みたくなる 恋愛小説だけど恋愛要素がドきつい訳じゃない でも恋愛氏ねって思ってるリア終は太陽の塔オヌヌメ